ほぼ毎日日記

日々の良かったこと、悪かったこと書いてきます。

職場のおじいちゃん

私の職場には62歳のおじいちゃんがいる。

 

経歴は、ゼネコンをして、コンサルをして、個人で建築関係の仕事をして、今に至る。ある程度建築のノウハウはある。ただあくまで派遣社員である。そして、年齢も高齢なので現場が始まると体力的に厳しい面がある。

 

私の席の隣にいて、私やもう1人の職員から仕事を振られている。ただ物忘れが激しいのと、なかなか理解をしてくれない。もちろん計画検討や資料作成はできない。これは職員でもできないことは多々ある…。なので、依頼する仕事はフォーマットを作成してあげて、資料を提供して、フォーマットに当てはめてもらうというのが派遣社員に依頼する仕事である。しかし、こちらもできないというのがそのおじいちゃんである。依頼をしても理解をしてくれない。なぜかフォーマットをオリジナルで作成してしまう。それが根拠等があって、変更したのなら話は別であるが、ただ資料を読んで文章を適当に記載してしまう。また、今回の内容に関係のないことを記入してしまう。「資料のこの文章を入れてください」と言ってしまうと事務員で構わないし、おじいちゃんはミスを多発するので、こちらも確認作業をしたり修正を考えると作業効率が落ちてしまう。

 

私も悪いくせで、言い方が厳しくなってしまう。私からしたら祖父にあたるような存在だ、おじいちゃんを怒りたくないが、あまりにも杜撰すぎる。どのように対応したらいいか、検討するがなかなか解決策が出てこない。そして、おじいちゃんは大変真面目である。いつも依頼していた仕事を完了すると、「次の仕事はなんですか?」と聞いてくる。こちらも模索するが、おじいちゃんの力量で依頼できる仕事が限られているため、なかなか仕事がない。ないですと伝えると寂しそうな表情をする。それなのに、なぜか遅くまで残業をする。残業代がないと生活が厳しいのはわかるけど、仕事がないならただでさえ残業して忙しい人に失礼なので帰っていただきたい、というのが本音である。

 

60代で新しいことを覚えることや、若い人ばかりの環境に入ることをしているだけで十分すごいとは思うが、改めて高齢者の仕事は厳しいなと感じる。

 

今後、そのような人材を使うことが多くなる立場なので、しっかりと逃げないで対応しなきゃと気を引き締めていきます。